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2014年05月11日

都会から 一番近い プチ田舎

ゴールデンウィークのある日、近隣県(茨城、神奈川)に住む友達が2人、小平に遊びに来てくれました。2人とも小平は初めてで、行ってみたいところは「玉川上水」。それならいつもの散歩道!というわけで、今回は3人の探検隊員で上水新町のあたりから玉川上水緑道へ入っていきますと、樹木のおかげですーっと涼しくなりました。

都会から 一番近い プチ田舎

「おお~涼しい~。リゾート地みたい。」
新人隊員2人はさっそく玉川上水を覗き込みます。
「深いねえ。」「うん。」
「これを江戸時代に掘ったのはすごいねえ。」
「そうそう、だから世界遺産になってもいいという人がいるくらい。これのおかげで江戸は発展できたわけだし。」

そんな話をしながら上水ののり面を眺めていると、時を越えて何やら深~いものがじわじわと感じられます。

都会から 一番近い プチ田舎

そこから東の方へしばらく歩いて行くと、玉川上水オープンギャラリーと、カフェくるみの木が現れました。
「おしゃれなカフェがあるね~!」と言われてちょっと嬉しい小平市民。

都会から 一番近い プチ田舎 都会から 一番近い プチ田舎
二十四節季ごとに展示替えがあって、旬の見どころがわかる玉川上水オープンギャラリー。
「立夏」の展示は留鳥の巣立ちがテーマです。隣にはカフェ くるみの木。


もう少し進んで鷹の台駅の近く、西武国分寺線が新堀用水を渡る小さな橋は「プチ田舎」度満点のかわいいスポットです。

都会から 一番近い プチ田舎

線路を渡るとそこは中央公園。
有名な林をしばし眺めて、「いい林なのにもったいないね」と友達。
複雑な心境になる小平市民です。

都会から 一番近い プチ田舎

外から来た友達は、私たち住人が見慣れてしまっているこうした案内板もひとつひとつ興味をもって見てくれました。一緒に見ていると新たな発見があり、意外と新鮮です!

都会から 一番近い プチ田舎 都会から 一番近い プチ田舎

都会から 一番近い プチ田舎 都会から 一番近い プチ田舎

都会から 一番近い プチ田舎

ここまで来たらせっかくだからと、すぐ近くのふれあい下水道館へ。
地下25メートルのところにある本物の下水道管の中に入れる珍しい施設なのです。

下水道管の中に入り、思わず息を止めたところにちょうど現れたスタッフの方から「説明しましょうか?」と声をかけられ、「いえ、ここではちょっと・・・」と慌てて出てきた3人でした。(笑) が、隣の部屋まで移動すると匂いは気にならなくなったので、そこでスタッフの方のお話に耳を傾けました。

ここを流れる汚水は府中市にある北多摩一号水再生センターで処理され、多摩川に放流されること。多摩川の下流での処理水と自然水の割合は6:4にもなること。「半分以上が処理水とは意外!」と驚く探検隊です。

そして、このあたりの玉川上水を流れる水は、昭島市にある多摩川上流水再生センターから放流された高度処理水(オゾン処理により脱臭・脱色・殺菌した水)であることを確認。水の流れを理解したうえで再び上水の遊歩道を歩くと、また違った見え方がしてきました。


都会から 一番近い プチ田舎

これは玉川上水立坑。扉に赤い文字で「列車通行中 扉の開閉注意」と書かれています。
この地下をJR武蔵野線が通っていて、時々電車の走る音が聞こえてきます。

都会から 一番近い プチ田舎 
都会から 一番近い プチ田舎 都会から 一番近い プチ田舎

鎌倉橋の近くにもおしゃれなカフェが。
「鎌倉街道はうちの近くにもあるよ。鎌倉から全国に向かう道だからたくさんある」と言われ、なるほど~と思う小平市民。

ふと、近くにいろりの里のオープンガーデンがあることを思い出してお庭を拝見しに行くと、突然現れる京風庭園に驚く2人でした。

上水土手に何か所かキンラン(絶滅危惧Ⅱ種)が咲いていました。
昨年は「キンランが咲いていますよ」と教えられて見に行ったのにみつからず、「盗掘されてしまったのかな」と残念な思いをしたことがあったので、たくさん咲いているキンランを目にしてもそれがまさかキンランだとは思わなかったほどのさりげなさにびっくり。
「盗掘は犯罪です。」と警告されるまでもなく、とっていいのは写真だけ。
花を愛する人はそっと見て楽しむだけで十分ですね。

都会から 一番近い プチ田舎 都会から 一番近い プチ田舎

平櫛田中彫刻美術館は残念ながら見る時間がなかったので、桜橋の交差点で遊歩道を外れ、一橋学園駅の方へ。
「急にまちになりましたね。」
といっても、のんびりした雰囲気の一橋学園商店街は連休でほとんどお休みでしたが、レトロな建物やロータリーから旧一橋大学の学生街だったひと昔前のまちを想像しながら、一橋学園駅へと向かいました。

プチ田舎こだいら探検を終えて・・・
「想像していたよりずっと緑が多かった。」
「玉川上水緑道がさわやかで気持ちよかった。夏も涼しそう。」
「畑の広さに驚いた。」
「子どもが遊べるところがたくさんあって、子育てするのにいいところだと思った。」
「都会チックな国分寺駅と比べて、一駅となりの一橋学園駅周辺の景観の違いにびっくりした。」
「まさしく、都会から一番近いプチ田舎!」
などなど、プチ田舎住民としては嬉しい感想をいただきました!

ところで、「都会から 一番近い プチ田舎」という言葉は、この3月に策定された
「小平市観光まちづくり振興プラン」のキャッチフレーズです。
小平市観光まちづくり振興プラン

私も時々、どうして小平市に住んでいるのだろう?と思うことがありますが、結局、この「プチ田舎」な自然の豊かさやのんびり感が気に入っているのだな~と思います。それでいて都会にも1時間程度あれば行けるし、中央線文化圏や周辺多摩エリアに自転車やバス、電車でササッと行ける距離。おいしい新鮮野菜が近くの直売所で買えるのも嬉しいし、平らなので自転車でどこまでもスイスイ走れます。こんなやさしいまちを拠点に日々積み重ねていく暮らしを大切にしていこう。そうあらためて思わせてくれた友達と連休の一日に感謝したいと思います。

足達千恵子

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    Posted by こだいらネット at 12:21│Comments(0)こだいら友・友
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