2013年06月10日
祝・玉川上水360年、そして未来の小平は・・・?
紫陽花の季節になりましたね。
今回はちょっと市外のイベントに足を延ばしてきました。
といってもちゃんと小平に関係がありますよ~。
会場は、新宿御苑インフォメーションセンター。
小平と新宿御苑をつなぐものといえば・・・玉川上水です!
今年は玉川上水開削360周年にあたるということで、
「玉川上水の過去と現在」というテーマで展示が行われていました。(5月28日~6月2日)
会場に入ると見覚えのあるモノが・・・
これ、小平伝統の「地口灯ろう」ですね!
お祭りの時に神社や家の前に飾られているアレです。
新宿で小平が目立ってる~と思ったら、後援に小平市も入っていました。
主催の 玉川上水ネット は玉川上水に関わる団体・個人の情報交換・交流の場として設立され、小平市からもいくつもの団体が参加しています。
「玉川上水を世界遺産に!!」 というインパクトのある展示は小平ユネスコ協会。
「優れた歴史的土木遺産」として、世界遺産並の価値があると言われたら、エッ、ほんとに? と思ってしまいますが、皆さんはいかがでしょうか。玉川上水が「世界遺産の条件」にどれぐらい迫っているのか、気になるところです。本当に登録されたらすごいですよね。
小平市で玉川上水オープンギャラリーをされている鈴木忠司さんの野鳥の写真も。
小平市等の玉川上水を下から撮影した加藤嘉六さんの写真はとても迫力がありました。
こうして玉川上水の約43km全域を見渡しても、小平市部分は水路がよく残り、緑も豊富で魅力的なエリアであることがわかります。住んでいるとあたりまえの風景ですが、本当に貴重な遺産だと改めて感じて帰ってきました。
これより少し日を遡って5月18日には、『たまら・び』から生まれた玉川上水プロジェクトのミーティングが中央公園の雑木林で行われました。さわやかな初夏の林で、冷たいお茶を飲みながらのミーティングは最高に気持ちよかったですよ♪
そして、玉川上水・雑木林といえば、小平市の住民投票(東京都の小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う住民投票)が5月26日(日)に行われました。新聞・テレビ・ラジオ・雑誌などのメディアでもかなり取り上げられ、全国規模で有名になりましたね。「コダイラー」(小平の住民投票に注目する人のこと)なんていう言葉も登場し、私も報道を見た他県の友人からメールをもらったりしましたが、同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。
投票結果は投票者数51,010人、投票率約35%ということで、残念ながら後から追加された「成立要件」を満たさず、開票はされませんでした。それでも有権者の3分の1以上が投票に行ったということは、通常の選挙の投票率などと比べてもかなりの数字だったのではないかと思いますがいかがでしょう。
いずれにしてもこの住民投票は、「このまちの未来にとって本当に大切なことはなんだろう?」と市民一人一人が考え始めるよいきっかけになったと思います。
緑やそこで暮らす多様な生き物は大切。
子どもたちの遊び場や、だれもが気持ちよく過ごせる場所も大切。
渋滞が起きず、スムーズに行き来できることも大切。
魅力あるまちに人が集まって活気づくことも大切。
災害時に備えのあるまちであることも大切。
考えて対話して解決することが、きっとまちを魅力的にしますね。
さてもうひとつ、小平の緑で忘れてはならないのが農地です。
小平市には、農地を生かしたまちづくりを考える「農のあるまちづくり推進会議」があります。昨年市民対象に行ったアンケートでは、多くの市民が「新鮮な野菜の供給」や「田園風景を残していくこと」に期待しているという結果が出ました。しかし、農地は年々減少しています。
これからも農地を残していくためには、もっともっと市民に小平の農の魅力を情報発信していかなくては! と、6月29日(土)14:00~中央図書館にて、シンポジウム「広げよう魅力ある農とのふれあい~農あるまちの情報発信~」が開催されます。
そして、7月には昨年好評だった「枝豆ウィーク」をまたやります。どうぞお楽しみに~!
足達千恵子
今回はちょっと市外のイベントに足を延ばしてきました。
といってもちゃんと小平に関係がありますよ~。
会場は、新宿御苑インフォメーションセンター。
小平と新宿御苑をつなぐものといえば・・・玉川上水です!
今年は玉川上水開削360周年にあたるということで、
「玉川上水の過去と現在」というテーマで展示が行われていました。(5月28日~6月2日)
会場に入ると見覚えのあるモノが・・・
これ、小平伝統の「地口灯ろう」ですね!
お祭りの時に神社や家の前に飾られているアレです。
新宿で小平が目立ってる~と思ったら、後援に小平市も入っていました。
主催の 玉川上水ネット は玉川上水に関わる団体・個人の情報交換・交流の場として設立され、小平市からもいくつもの団体が参加しています。
「玉川上水を世界遺産に!!」 というインパクトのある展示は小平ユネスコ協会。
「優れた歴史的土木遺産」として、世界遺産並の価値があると言われたら、エッ、ほんとに? と思ってしまいますが、皆さんはいかがでしょうか。玉川上水が「世界遺産の条件」にどれぐらい迫っているのか、気になるところです。本当に登録されたらすごいですよね。
小平市で玉川上水オープンギャラリーをされている鈴木忠司さんの野鳥の写真も。
小平市等の玉川上水を下から撮影した加藤嘉六さんの写真はとても迫力がありました。
こうして玉川上水の約43km全域を見渡しても、小平市部分は水路がよく残り、緑も豊富で魅力的なエリアであることがわかります。住んでいるとあたりまえの風景ですが、本当に貴重な遺産だと改めて感じて帰ってきました。
これより少し日を遡って5月18日には、『たまら・び』から生まれた玉川上水プロジェクトのミーティングが中央公園の雑木林で行われました。さわやかな初夏の林で、冷たいお茶を飲みながらのミーティングは最高に気持ちよかったですよ♪
そして、玉川上水・雑木林といえば、小平市の住民投票(東京都の小平都市計画道路3・2・8号府中所沢線計画について住民の意思を問う住民投票)が5月26日(日)に行われました。新聞・テレビ・ラジオ・雑誌などのメディアでもかなり取り上げられ、全国規模で有名になりましたね。「コダイラー」(小平の住民投票に注目する人のこと)なんていう言葉も登場し、私も報道を見た他県の友人からメールをもらったりしましたが、同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。
投票結果は投票者数51,010人、投票率約35%ということで、残念ながら後から追加された「成立要件」を満たさず、開票はされませんでした。それでも有権者の3分の1以上が投票に行ったということは、通常の選挙の投票率などと比べてもかなりの数字だったのではないかと思いますがいかがでしょう。
いずれにしてもこの住民投票は、「このまちの未来にとって本当に大切なことはなんだろう?」と市民一人一人が考え始めるよいきっかけになったと思います。
緑やそこで暮らす多様な生き物は大切。
子どもたちの遊び場や、だれもが気持ちよく過ごせる場所も大切。
渋滞が起きず、スムーズに行き来できることも大切。
魅力あるまちに人が集まって活気づくことも大切。
災害時に備えのあるまちであることも大切。
考えて対話して解決することが、きっとまちを魅力的にしますね。
さてもうひとつ、小平の緑で忘れてはならないのが農地です。
小平市には、農地を生かしたまちづくりを考える「農のあるまちづくり推進会議」があります。昨年市民対象に行ったアンケートでは、多くの市民が「新鮮な野菜の供給」や「田園風景を残していくこと」に期待しているという結果が出ました。しかし、農地は年々減少しています。
これからも農地を残していくためには、もっともっと市民に小平の農の魅力を情報発信していかなくては! と、6月29日(土)14:00~中央図書館にて、シンポジウム「広げよう魅力ある農とのふれあい~農あるまちの情報発信~」が開催されます。
そして、7月には昨年好評だった「枝豆ウィーク」をまたやります。どうぞお楽しみに~!
足達千恵子