2014年05月30日
小平ぼちぼち散歩
木々の緑も美しく、梢の間を吹き抜ける風も爽やかな季節です。今月は久々に、花いつ姐さんとコダ平さんの小平散歩が復活。
いったい、どちらをぼちぼちと散歩なさったのでしょうか?
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小平花いつ:さあ、今回は久しぶりの小平散歩で、ちょいと初心者のようにウキウキドキドキの小平花いつでございます。
夢見亭コダ平:只今おりますのは、小平駅。歩くと腹減る夢見亭コダ平でやんす。
花いつ:これこれ、その言いぐさぁないだろ、久々の小平散歩なのに。
コダ平:へへへ。で、今回のご趣向は?
花いつ:観光小平市の決め文句をご存じかい?
コダ平:ああ、ええっと「都心から一番近いプチ田舎」でしたっけ?
花いつ:そうそう。前々回のこだいら探検隊でもご紹介があったよね。
(前々回の記事はこちら)
花いつ:では、田舎といえば?
コダ平:じいちゃん、ばあちゃん。
花いつ:では、じいちゃん、ばあちゃんといえば?
コダ平:墓参り。(個人のイメージです)
花いつ:そうだね。というわけで、
コダ平:で、やってまいりましたのが、
花いつ:東京都小平霊園。
コダ平:わー、墓ばっかー。
花いつ:だって、霊園だからね。
今回は、小平霊園に眠る著名な方のお墓を参って、その業績に思いを馳せながら歩こうと。
コダ平:ほうほう。でも、墓ばっか―!と思いましたが、ずいぶん木々もたくさんで。
花いつ:新青梅街道沿いの入り口から入ると、すぐんとこに雑木林もあって、周りの草地ではくつろげるねぇ。
今年はもう終わってるけど、桜の花も見事だよ。
コダ平:今の時期の、あの白いのなんて言いましたっけ?
花いつ:あぁ、エゴの木だろ?
コダ平:そうそう。日本語で言うと自我の木。
花いつ:いや、言わないから、言わないから。
さて、まず、管理事務所にお寄りして、案内図を頂戴しよう。
コダ平:ほうほう「著名人墓地」ってぇのも一覧になってて、えーっと、およそ50名様。
花いつ:全部お参りするにゃ時間がかかりすぎるから、今回は数名様で失礼させていただこう。
そうだ、ニュースでも話題になった樹林墓地が、ちょうど管理事務所の裏手になるからね。まずはここからお詣りしようよ。
コダ平:わー、広々ー。樹林と言うにゃあ、ちょいと木々が少なすぎやしませんかい?
花いつ:これから、おいおい植樹してくんだろうねぇ。一戸建てのお墓もいいけど、樹林墓地だと何だか地球の一部になるようで、気持ちがのびのびするようだね。
コダ平:思いっきり骨伸ばせますねー。
花いつ:何か違うよ。
コダ平:別の場所にある芝生墓地だと、お隣さんと骨つなげたりして。
花いつ:いやいや、接骨院じゃないんだから。
コダ平:で、いよいよ、有名なお人のお墓参りでやんすね。
花いつ:そうだね。ご面識はないと言いながらも、お墓参りだからね、ちゃんと墓前で手を合わせてね。
まずは、童話作家の小川未明先生のお墓。
あたしゃ、音が聞こえてきそうな『金の輪』の悲しさが印象に残ってるねぇ。
コダ平:おいらは『赤いろうそくとにんぎょ』。
花いつ:うん、これも名作だね。
コダ平:おいらだったら、彼女になってくれんなら人魚だって大歓迎。生涯、誠心誠意、大事にさせていただきやす。ろうそくの替わりにスマホケースに絵を描いてもらって、これが大ヒット。左うちわで大儲け!
花いつ:人魚迷惑な話だよ。
(小川未明文学館のサイトはこちら)
花いつ:お次は「民藝」という言葉をお作りになった柳宗悦先生のお墓。
コダ平:和風ファミレスのオーナーさん?
花いつ:違うよ。普段使いの器なんかの「無心の美」を認めて、民藝運動をお始めになった方さね。
あたしも、大分県は日田の小鹿田焼なんぞ愛用してるよ。
そうそう、ちょうど小平市平櫛田中彫刻美術館の夏の展示で民藝運動のお仲間、バーナード・リーチ先生や濱田庄司先生のお作を拝見できるんだよ。
お墓まいりの後、電車でちょいと足をのばして、柳先生が愛した「素朴な美」を拝見するのもまた一興。
コダ平:素朴な美かぁ。おいらのことみたいでやんすねぇ。
花いつ:・・・かねぇ?
コダ平:なぜ間が空くんでやんすか?
花いつ:素朴は納得がいくんだけどねぇ・・・。さあ、次に行こうか。
コダ平:あー、逸らされたー!逸らされた―!
(日本民藝館のサイトはこちら)
花いつ:さあ、こちらは壺井栄先生のお墓。
コダ平:なんたって『二十三の瞳』が有名でやんすね!
花いつ:二十四だよ『二十四の瞳』。
コダ平:あ、えーと、伊達正宗が混ざってまして。
花いつ:時代違いすぎますから。
『二十四の瞳』もいいけれど、あたしゃ『私の花物語』も好きでね。
親に邪魔にされてつけられた自分の名前が嫌いで仕様がない少女が、国語の先生にその名前を褒められ、自分の中に希望を感じる『すみれ』が特に印象に残ってるのさ。
コダ平:姐さんは、時々乙女になりやすから。
花いつ:ルビーのように美しい毒の実をつけて、子どもを傷つける『へびのだいはち』も、印象に残ってるね。伐られたへびのだいはちは、またいつか実をつけて子どもを害するんじゃないか、そんな怖さが残るね。
コダ平:姐さんは、時々黒いつ姐さんになりやすから。
(壺井栄文学館のサイトはこちら)
花いつ:そしてこちらは、童謡の作詞で有名な詩人、野口雨情先生のお墓。
北原白秋、西條八十と並んで童謡界の三大詩人とも言われてるお人だ。
コダ平:ソソラ ソラ ソラ兎のダンス~♪
花いつ:知ってるねぇ。『兎のダンス』
コダ平:脚に赤靴 ラツタ ラツタ ラツタ ラ~♪じゃないですか『赤い靴』も作詞なさってるんですから、赤い靴好きでらしたんですかねぇ?
花いつ:さ、さあ、どうだろうね?おまえさんから鋭い指摘があるとギクッとするよ。
コダ平:ギクッてなんでやんすか、ギクッって。(プンスカ)
で、姐さんは雨情先生の童謡だったら、何がお好きで?
花いつ:そうだねぇ、あたしゃ『あの道この道』の「帰りゃんせ」と言ってるのに「だんだんおうちが遠くなる」という不安感、『四丁目の犬』の走って帰る子、泣いて逃げる子を四丁目の足長犬が三丁目の角で見ている不気味さが、曲調と相まって何とも好きだねぇ。
コダ平:姐さんのお好きなのは童謡いうより動揺?
花いつ:あははー、上手いこと言ったね。
(野口雨情記念館のサイトはこちら)
コダ平:いや、そー、明るく笑われても。あぁ、ビクビクしたら、腹減ってめぇりやしたよ。
花いつ:そうだね、他にもお参りしたいお墓もあるけど、なにせ広い霊園だ。今日はこのあたりで、お昼にするかい。
コダ平:賛成―!賛成―!
花いつ:というわけで、東京街道を東へすすんでまいりまして、こちらは季節料理・寿司・鰻のさかり さま。
コダ平:やはり、こちらではお魚をいただきたいでやんす。
花いつ:というわけで、今日は海鮮のおちらしをいただきましょう。
コダ平:うほほーい。ちらしずしに、サラダに、汁物に、デザートまでー!
花いつ:これこれ、嬉しいのはわかるけど、あまりはしゃぐとご迷惑だろ。
コダ平:こりゃ、面目ねぇ。
花いつ:器も洒落てていいねぇ。目にもごちそうだよ。
コダ平:おちらしにゃ、お魚にお野菜もあれこれ具だくさんでうまいでやんす。
花いつ:で、あたしらが驚いたのが、
コダ平:デザート、杏仁豆腐うまー!
花いつ:中華のお店でもこんな美味しい杏仁豆腐は珍しいんじゃあないかい?
コダ平:この杏仁豆腐、こちらのお店のお手作りだそうで。
花いつ:幅広いレパートリーがおありのようだから、またおうかがいするのが楽しみだよ。
コダ平:で、小平駅に戻ってきたところですが、姐さん、姐さん。
花いつ:何だい?
コダ平:何で今回の散歩は、ぼちぼち散歩なんで?
花いつ:おや、まだお気づきじゃなかったかい?
コダ平:へい。
花いつ:今回は、小平霊園にお邪魔したろ?
コダ平:え?じゃあ、姐さん、今回のぼちぼち散歩ってぇのは、墓地・墓地だったんですかい?
花いつ:おや、やっとお気づきかい?
コダ平:ベタすぎやでやんすよー!
花いつ:おや、評価がはかばかしくないようで、残念。
コダ平:墓だけにねぇ。
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意外と見どころ満載の小平霊園。今回お二人がお参りしたお墓以外にも『華岡青洲の妻』や『恍惚の人』、『複合汚染』などで有名な作家の有吉佐和子先生、『日本人とユダヤ人』で有名な山本七平先生など、思わぬ著名人のお墓にお参りできます。
お二人がお昼ごはんをいただいたさかりさまも、本当に美味しい!お薦めですよ。
では、今回の小平散歩の立ち寄り先と話題になっていた小平市平櫛田中彫刻美術館夏季展示、さかりの情報、そして、小平霊園の動画をどうぞ。
小平霊園の詳細はこちら。
小平市平櫛田中彫刻美術館の夏季展示
バーナード・リーチ、濱田庄司、荒川豊蔵、奥村土牛、大内青圃など小平市を訪問した芸術家の作品展示。
期間:2014//5/28(水)-8/24(日)
小平平櫛田中彫刻美術館のサイトはこちら。
季節料理・寿司・鰻のさかり
こだいらネットのページはこちら。
鈴木マナ
2014年05月19日
週末のひとときな小平
みなさま、初めまして。20日担当のレポーターになりました、木村です。どうぞ宜しくお願いします。
小平歴はまだ浅くて3年目です。「こだいら探検隊」をお読みになられているみなさまの方がずっと先輩だと思います。
休日にはグリーンロードの玉川上水を散策しています。今の時期は新緑と心地良い風で涼しく感じます。
小平のまちでまだまだ冒険、探検の日が続き、初めて見るものがあったりすると楽しいです♪
先週末は天気に恵まれ、小平市内ではさまざまなイベントが開催されました。
その中、5月17日(土)、ブリジストン工場の敷地内で開催の「バスとタクシーのひろば in 小平 2014」へ行ってきました。多くの子ども連れの家族で賑わい、子どもたちはとても楽しそうにバスに乗ったりしてました。そして、大人は写真撮り放題でした~。
いろいろなバスが勢ぞろいです。また、白バイに試乗(さすがに腰掛けるだけですが(笑))も出来ました。
アニメ画像がペイントされたバス。カラフルですね。よくよく見れば、運転席には…!?
ボンネットバスとタクシー。年代ものです。座布団も敷かれてますね。
小平市内の一部区間で走行しているコミュニティタクシーとコミュニティーバスです。
車いすも乗車できるタクシー。一般のタクシーと同一料金だとか。車いすの利用者と前には介助をされる方が乗車出来ますのでお近くの買い物に出掛けたり、通院等にも良いですね。
翌日の5月18日(日)は新小平~玉川上水(鎌倉橋)あたりを散歩してきました。
この日は市内を流れる用水路の「沼さらい清掃」で、毎年5月に用水路近隣の自治会などの協力により、用水路の沼さらい清掃を行っているとのことです。そのため、5月15日(木)から18日(日)まで水を止めて、19日(月)から通水のようです。
こちらは新小平駅近くを流れる小川用水です。完全に水が止まってます。
そして、たかの街道から少し入ったところから新小平駅南口の自転車駐車場の横はこのような道があって、かなり長いです。全力疾走でどこまで息が続くやらです(汗)なお、道幅は2m弱なので車は通れません。歩きだけでなく、自転車に乗って通る人もいます。
右横の花壇はその道沿いにある鎌倉第1児童公園にあります。こちらの公園の真ん中に木が茂っているのですが、実はその木は桜で枝も下に下がることもあって、目線辺りでも桜の花が見られるのです。
今日のお昼はどこかへ食べに行こうと、すでに決めていて(笑)、そのお店は青梅街道と府中街道の交差点から住宅街に少し入ったところにある「うどん弥 根古坂」」(ねっこざか)さんです。
詳細は4月10日の足達レポーターの記事がありますので、そちらもご参照頂けたら良いかと思います(こちらはなるべくかぶらないようにします(笑))
実は個人的には初めて食べに行くお店で、ずっと前から食べに行きたいと思っていて、それがようやく叶いました(笑)
肉汁糧うどんを食べました。分量は普通の300gでお腹は満足でした♪
その後、追加で、たまご焼きも頂きました。こちらも美味しかったです。
他に、ちくわの天ぷらもあったのですが…こちらはまた今度にしました(笑)
そして、煙がもくもくと…。お店の裏のお庭でバーベキューをされている団体さんがいました。メニューにバーベキューのことが書いてあることを知らなかったので、店主さんにお訊きしたところ、バーベキューも出来るということで、10名で1人2,500円とのこと。食材も決まっていて(もちろん、糧うどんもあります)、飲み物付きです。
こちらでバーベキューをされていました。さすがにまともには撮れませんでしたので、ひそかに影で…(汗)
バーベキューといえば、いつぞや、ご近所で多くの方(親族かな?)が集まられて、お庭でバーベキューをされているのを見たことがあって、羨ましいなぁ~って思いました。でも、こちらでしたら、思う存分に出来ますね♪
それでは、また来月20日にお目に掛かりましょう♪
小平歴はまだ浅くて3年目です。「こだいら探検隊」をお読みになられているみなさまの方がずっと先輩だと思います。
休日にはグリーンロードの玉川上水を散策しています。今の時期は新緑と心地良い風で涼しく感じます。
小平のまちでまだまだ冒険、探検の日が続き、初めて見るものがあったりすると楽しいです♪
先週末は天気に恵まれ、小平市内ではさまざまなイベントが開催されました。
その中、5月17日(土)、ブリジストン工場の敷地内で開催の「バスとタクシーのひろば in 小平 2014」へ行ってきました。多くの子ども連れの家族で賑わい、子どもたちはとても楽しそうにバスに乗ったりしてました。そして、大人は写真撮り放題でした~。
いろいろなバスが勢ぞろいです。また、白バイに試乗(さすがに腰掛けるだけですが(笑))も出来ました。
アニメ画像がペイントされたバス。カラフルですね。よくよく見れば、運転席には…!?
ボンネットバスとタクシー。年代ものです。座布団も敷かれてますね。
小平市内の一部区間で走行しているコミュニティタクシーとコミュニティーバスです。
車いすも乗車できるタクシー。一般のタクシーと同一料金だとか。車いすの利用者と前には介助をされる方が乗車出来ますのでお近くの買い物に出掛けたり、通院等にも良いですね。
翌日の5月18日(日)は新小平~玉川上水(鎌倉橋)あたりを散歩してきました。
この日は市内を流れる用水路の「沼さらい清掃」で、毎年5月に用水路近隣の自治会などの協力により、用水路の沼さらい清掃を行っているとのことです。そのため、5月15日(木)から18日(日)まで水を止めて、19日(月)から通水のようです。
こちらは新小平駅近くを流れる小川用水です。完全に水が止まってます。
そして、たかの街道から少し入ったところから新小平駅南口の自転車駐車場の横はこのような道があって、かなり長いです。全力疾走でどこまで息が続くやらです(汗)なお、道幅は2m弱なので車は通れません。歩きだけでなく、自転車に乗って通る人もいます。
右横の花壇はその道沿いにある鎌倉第1児童公園にあります。こちらの公園の真ん中に木が茂っているのですが、実はその木は桜で枝も下に下がることもあって、目線辺りでも桜の花が見られるのです。
今日のお昼はどこかへ食べに行こうと、すでに決めていて(笑)、そのお店は青梅街道と府中街道の交差点から住宅街に少し入ったところにある「うどん弥 根古坂」」(ねっこざか)さんです。
詳細は4月10日の足達レポーターの記事がありますので、そちらもご参照頂けたら良いかと思います(こちらはなるべくかぶらないようにします(笑))
実は個人的には初めて食べに行くお店で、ずっと前から食べに行きたいと思っていて、それがようやく叶いました(笑)
肉汁糧うどんを食べました。分量は普通の300gでお腹は満足でした♪
その後、追加で、たまご焼きも頂きました。こちらも美味しかったです。
他に、ちくわの天ぷらもあったのですが…こちらはまた今度にしました(笑)
そして、煙がもくもくと…。お店の裏のお庭でバーベキューをされている団体さんがいました。メニューにバーベキューのことが書いてあることを知らなかったので、店主さんにお訊きしたところ、バーベキューも出来るということで、10名で1人2,500円とのこと。食材も決まっていて(もちろん、糧うどんもあります)、飲み物付きです。
こちらでバーベキューをされていました。さすがにまともには撮れませんでしたので、ひそかに影で…(汗)
バーベキューといえば、いつぞや、ご近所で多くの方(親族かな?)が集まられて、お庭でバーベキューをされているのを見たことがあって、羨ましいなぁ~って思いました。でも、こちらでしたら、思う存分に出来ますね♪
それでは、また来月20日にお目に掛かりましょう♪
2014年05月11日
都会から 一番近い プチ田舎
ゴールデンウィークのある日、近隣県(茨城、神奈川)に住む友達が2人、小平に遊びに来てくれました。2人とも小平は初めてで、行ってみたいところは「玉川上水」。それならいつもの散歩道!というわけで、今回は3人の探検隊員で上水新町のあたりから玉川上水緑道へ入っていきますと、樹木のおかげですーっと涼しくなりました。
「おお~涼しい~。リゾート地みたい。」
新人隊員2人はさっそく玉川上水を覗き込みます。
「深いねえ。」「うん。」
「これを江戸時代に掘ったのはすごいねえ。」
「そうそう、だから世界遺産になってもいいという人がいるくらい。これのおかげで江戸は発展できたわけだし。」
そんな話をしながら上水ののり面を眺めていると、時を越えて何やら深~いものがじわじわと感じられます。
そこから東の方へしばらく歩いて行くと、玉川上水オープンギャラリーと、カフェくるみの木が現れました。
「おしゃれなカフェがあるね~!」と言われてちょっと嬉しい小平市民。
二十四節季ごとに展示替えがあって、旬の見どころがわかる玉川上水オープンギャラリー。
「立夏」の展示は留鳥の巣立ちがテーマです。隣にはカフェ くるみの木。
もう少し進んで鷹の台駅の近く、西武国分寺線が新堀用水を渡る小さな橋は「プチ田舎」度満点のかわいいスポットです。
線路を渡るとそこは中央公園。
有名な林をしばし眺めて、「いい林なのにもったいないね」と友達。
複雑な心境になる小平市民です。
外から来た友達は、私たち住人が見慣れてしまっているこうした案内板もひとつひとつ興味をもって見てくれました。一緒に見ていると新たな発見があり、意外と新鮮です!
ここまで来たらせっかくだからと、すぐ近くのふれあい下水道館へ。
地下25メートルのところにある本物の下水道管の中に入れる珍しい施設なのです。
下水道管の中に入り、思わず息を止めたところにちょうど現れたスタッフの方から「説明しましょうか?」と声をかけられ、「いえ、ここではちょっと・・・」と慌てて出てきた3人でした。(笑) が、隣の部屋まで移動すると匂いは気にならなくなったので、そこでスタッフの方のお話に耳を傾けました。
ここを流れる汚水は府中市にある北多摩一号水再生センターで処理され、多摩川に放流されること。多摩川の下流での処理水と自然水の割合は6:4にもなること。「半分以上が処理水とは意外!」と驚く探検隊です。
そして、このあたりの玉川上水を流れる水は、昭島市にある多摩川上流水再生センターから放流された高度処理水(オゾン処理により脱臭・脱色・殺菌した水)であることを確認。水の流れを理解したうえで再び上水の遊歩道を歩くと、また違った見え方がしてきました。
これは玉川上水立坑。扉に赤い文字で「列車通行中 扉の開閉注意」と書かれています。
この地下をJR武蔵野線が通っていて、時々電車の走る音が聞こえてきます。
鎌倉橋の近くにもおしゃれなカフェが。
「鎌倉街道はうちの近くにもあるよ。鎌倉から全国に向かう道だからたくさんある」と言われ、なるほど~と思う小平市民。
ふと、近くにいろりの里のオープンガーデンがあることを思い出してお庭を拝見しに行くと、突然現れる京風庭園に驚く2人でした。
上水土手に何か所かキンラン(絶滅危惧Ⅱ種)が咲いていました。
昨年は「キンランが咲いていますよ」と教えられて見に行ったのにみつからず、「盗掘されてしまったのかな」と残念な思いをしたことがあったので、たくさん咲いているキンランを目にしてもそれがまさかキンランだとは思わなかったほどのさりげなさにびっくり。
「盗掘は犯罪です。」と警告されるまでもなく、とっていいのは写真だけ。
花を愛する人はそっと見て楽しむだけで十分ですね。
平櫛田中彫刻美術館は残念ながら見る時間がなかったので、桜橋の交差点で遊歩道を外れ、一橋学園駅の方へ。
「急にまちになりましたね。」
といっても、のんびりした雰囲気の一橋学園商店街は連休でほとんどお休みでしたが、レトロな建物やロータリーから旧一橋大学の学生街だったひと昔前のまちを想像しながら、一橋学園駅へと向かいました。
プチ田舎こだいら探検を終えて・・・
「想像していたよりずっと緑が多かった。」
「玉川上水緑道がさわやかで気持ちよかった。夏も涼しそう。」
「畑の広さに驚いた。」
「子どもが遊べるところがたくさんあって、子育てするのにいいところだと思った。」
「都会チックな国分寺駅と比べて、一駅となりの一橋学園駅周辺の景観の違いにびっくりした。」
「まさしく、都会から一番近いプチ田舎!」
などなど、プチ田舎住民としては嬉しい感想をいただきました!
ところで、「都会から 一番近い プチ田舎」という言葉は、この3月に策定された
「小平市観光まちづくり振興プラン」のキャッチフレーズです。
小平市観光まちづくり振興プラン
私も時々、どうして小平市に住んでいるのだろう?と思うことがありますが、結局、この「プチ田舎」な自然の豊かさやのんびり感が気に入っているのだな~と思います。それでいて都会にも1時間程度あれば行けるし、中央線文化圏や周辺多摩エリアに自転車やバス、電車でササッと行ける距離。おいしい新鮮野菜が近くの直売所で買えるのも嬉しいし、平らなので自転車でどこまでもスイスイ走れます。こんなやさしいまちを拠点に日々積み重ねていく暮らしを大切にしていこう。そうあらためて思わせてくれた友達と連休の一日に感謝したいと思います。
足達千恵子
「おお~涼しい~。リゾート地みたい。」
新人隊員2人はさっそく玉川上水を覗き込みます。
「深いねえ。」「うん。」
「これを江戸時代に掘ったのはすごいねえ。」
「そうそう、だから世界遺産になってもいいという人がいるくらい。これのおかげで江戸は発展できたわけだし。」
そんな話をしながら上水ののり面を眺めていると、時を越えて何やら深~いものがじわじわと感じられます。
そこから東の方へしばらく歩いて行くと、玉川上水オープンギャラリーと、カフェくるみの木が現れました。
「おしゃれなカフェがあるね~!」と言われてちょっと嬉しい小平市民。
二十四節季ごとに展示替えがあって、旬の見どころがわかる玉川上水オープンギャラリー。
「立夏」の展示は留鳥の巣立ちがテーマです。隣にはカフェ くるみの木。
もう少し進んで鷹の台駅の近く、西武国分寺線が新堀用水を渡る小さな橋は「プチ田舎」度満点のかわいいスポットです。
線路を渡るとそこは中央公園。
有名な林をしばし眺めて、「いい林なのにもったいないね」と友達。
複雑な心境になる小平市民です。
外から来た友達は、私たち住人が見慣れてしまっているこうした案内板もひとつひとつ興味をもって見てくれました。一緒に見ていると新たな発見があり、意外と新鮮です!
ここまで来たらせっかくだからと、すぐ近くのふれあい下水道館へ。
地下25メートルのところにある本物の下水道管の中に入れる珍しい施設なのです。
下水道管の中に入り、思わず息を止めたところにちょうど現れたスタッフの方から「説明しましょうか?」と声をかけられ、「いえ、ここではちょっと・・・」と慌てて出てきた3人でした。(笑) が、隣の部屋まで移動すると匂いは気にならなくなったので、そこでスタッフの方のお話に耳を傾けました。
ここを流れる汚水は府中市にある北多摩一号水再生センターで処理され、多摩川に放流されること。多摩川の下流での処理水と自然水の割合は6:4にもなること。「半分以上が処理水とは意外!」と驚く探検隊です。
そして、このあたりの玉川上水を流れる水は、昭島市にある多摩川上流水再生センターから放流された高度処理水(オゾン処理により脱臭・脱色・殺菌した水)であることを確認。水の流れを理解したうえで再び上水の遊歩道を歩くと、また違った見え方がしてきました。
これは玉川上水立坑。扉に赤い文字で「列車通行中 扉の開閉注意」と書かれています。
この地下をJR武蔵野線が通っていて、時々電車の走る音が聞こえてきます。
鎌倉橋の近くにもおしゃれなカフェが。
「鎌倉街道はうちの近くにもあるよ。鎌倉から全国に向かう道だからたくさんある」と言われ、なるほど~と思う小平市民。
ふと、近くにいろりの里のオープンガーデンがあることを思い出してお庭を拝見しに行くと、突然現れる京風庭園に驚く2人でした。
上水土手に何か所かキンラン(絶滅危惧Ⅱ種)が咲いていました。
昨年は「キンランが咲いていますよ」と教えられて見に行ったのにみつからず、「盗掘されてしまったのかな」と残念な思いをしたことがあったので、たくさん咲いているキンランを目にしてもそれがまさかキンランだとは思わなかったほどのさりげなさにびっくり。
「盗掘は犯罪です。」と警告されるまでもなく、とっていいのは写真だけ。
花を愛する人はそっと見て楽しむだけで十分ですね。
平櫛田中彫刻美術館は残念ながら見る時間がなかったので、桜橋の交差点で遊歩道を外れ、一橋学園駅の方へ。
「急にまちになりましたね。」
といっても、のんびりした雰囲気の一橋学園商店街は連休でほとんどお休みでしたが、レトロな建物やロータリーから旧一橋大学の学生街だったひと昔前のまちを想像しながら、一橋学園駅へと向かいました。
プチ田舎こだいら探検を終えて・・・
「想像していたよりずっと緑が多かった。」
「玉川上水緑道がさわやかで気持ちよかった。夏も涼しそう。」
「畑の広さに驚いた。」
「子どもが遊べるところがたくさんあって、子育てするのにいいところだと思った。」
「都会チックな国分寺駅と比べて、一駅となりの一橋学園駅周辺の景観の違いにびっくりした。」
「まさしく、都会から一番近いプチ田舎!」
などなど、プチ田舎住民としては嬉しい感想をいただきました!
ところで、「都会から 一番近い プチ田舎」という言葉は、この3月に策定された
「小平市観光まちづくり振興プラン」のキャッチフレーズです。
小平市観光まちづくり振興プラン
私も時々、どうして小平市に住んでいるのだろう?と思うことがありますが、結局、この「プチ田舎」な自然の豊かさやのんびり感が気に入っているのだな~と思います。それでいて都会にも1時間程度あれば行けるし、中央線文化圏や周辺多摩エリアに自転車やバス、電車でササッと行ける距離。おいしい新鮮野菜が近くの直売所で買えるのも嬉しいし、平らなので自転車でどこまでもスイスイ走れます。こんなやさしいまちを拠点に日々積み重ねていく暮らしを大切にしていこう。そうあらためて思わせてくれた友達と連休の一日に感謝したいと思います。
足達千恵子