2012年10月10日
アートのまち こだいら!
小平のまちの中でふとアートを見つけると、
武蔵野美術大学の学生さんによるものだったりします。
暮らしを彩るアートや、さまざまなものづくり、まちづくりのデザインは人間にとって欠かせないもの。
そんな分野で将来活躍したいという芸術家、デザイナーの卵たちが集う大学のあるまち小平は、実はとってもアートに恵まれているのです!
小川町にある武蔵野美術大学のはじまりは1929年開校の帝国美術学校(吉祥寺)。1961年に鷹の台校が開設され、1969年に全学が統合されました。官立のアカデミズムから距離をおいた自由な校風を目指して創立され、今に受け継がれています。
武蔵野美術大学正門
遠くからも目立つ美大の建物。 正門の反対側にはこんなにのどかな風景が。
学内には美術館、図書館、民俗資料室などがあり、さまざまな展覧会や催し物があります。
なんと、学外の人も無料で見られるものが多いのです。
アートとファッション、雑誌「ヴィジョネア」の挑戦
9月から図書館展示室で開催中のこの展覧会は、ニューヨーク発の実験雑誌「ヴィジョネア」を紹介するもの。
1991年に20代の写真家・編集者のスティーブン・ガンらによって創刊され、アートからファッションまで多彩なコラボレーションによる挑戦的なブックデザインが世界中から注目されています。
インクを使用しない雑誌、フリップブック(パラパラ漫画)、アーティストの作品ができるジグゾーパズル、ギネスにも認定された「世界一大きな雑誌」など、その形もさまざま。枠にとらわれない発想はとても刺激的で、ワクワクさせてくれます。
図書館展示室にて、12月1日まで。
アートとファッション、雑誌「ヴィジョネア」の挑戦

思わず入りたくなる美しい図書館。こんな図書館なら勉強もはかどりそう。

美術館の展示室2、3は展示替え中。
10月22日から、「近現代のブックデザイン考Ⅰ 書物にとっての美」
「斎藤國靖<仮説>としての絵画」が始まります。
「タイポグラフィ教育1」展
文字は情報伝達に欠かせないものですが、ことばの意味だけでなく、さまざまにデザインされた文字の表現がコミュニケーションの中で大きな役割を果たしています。そうした文字を使った表現の教育を紹介するのがこの展覧会。武蔵野美術大学で長年タイポグラフィ教育を主導された大町尚友氏の講義を受講した学生の課題作品や、世界で活躍する卒業生の作品を見ることができます。レタリング、タイプフェイス(書体)、ロゴなどの文字表現がどのように生まれるのか、いつの間にか身の回りに溢れている文字表現のおもしろさにも気づかせてくれます。
美術館展示室1にて、10月20日まで。
「タイポグラフィ教育1」展

口と穴を考える
え?いったい何??と思ってしまいますが、生活用具である「うつわ」のさまざまな「口と穴」を考える展覧会なのですね。
なにげない身の周りの器でも、こうして見ると奥が深いのであります。
そして、さまざまに工夫された器やそれらを観察する眼差しに、ものに向けられた愛情を感じます。
民俗資料室は日本を代表する民俗学者・宮本常一教授主宰の「生活文化研究会」による民具収集に始まり、現在ではやきもの、信仰用具、布、郷土玩具など約9万点もの民俗資料を収蔵。少しずつテーマに沿った展示を行っています。
民俗資料室ギャラリー(13号館2階)にて、10月29日まで。
口と穴を考える

ありのままに感じる! とにかく楽しい芸術祭へ!
10月27日~29日
ムサビの芸術祭MAU ART FESTIVALが目前に迫ってきました。今年のテーマは「民族」。
「表現するってとても原始的な衝動なんです。」
昔の人々は感動を表したり功績を残したりするため、“描く”“彫る”“書き記す”を誰もがごく当たり前にしてきました。ムサビ生は表現することが大好きな『MAU族』。そんな姿を通して、表現するということはもっと身近で当たり前のことだと感じてほしい。考えるより感じる芸祭。
こんなコンセプトの芸祭、だれもが楽しめそうじゃありませんか?
準備もいよいよラストスパート、学内では暗くなってからも制作が進められています。
作品展や販売、模擬店、恒例の男神輿・女神輿、ライブ、映像、パフォーマンスなどお楽しみがいっぱいの3日間。私はとくにフィナーレのVoxelのプロジェクションマッピング(建物に映像を投影する空間演出)を見てみたいです。
お近くの方は行かなきゃ損ですよ~!
もうひとつ、行かなきゃ損な特別展!
平櫛田中 展 小平市制施行50周年、平櫛田中生誕140年記念
10月21日まで!
玉川上水の風景が気に入って98歳の時に小平に移り住み、107歳で大往生を遂げた彫刻家、平櫛田中の生涯の仕事を振り返る特別展を開催中です。作風の変化、田中の世界をたっぷりと堪能できる展覧会。ここは晩年を過ごした住居でもあり、巨匠の見事な生き様、パワーを感じて元気をいただけます!
平櫛田中展


足達千恵子
武蔵野美術大学の学生さんによるものだったりします。
暮らしを彩るアートや、さまざまなものづくり、まちづくりのデザインは人間にとって欠かせないもの。
そんな分野で将来活躍したいという芸術家、デザイナーの卵たちが集う大学のあるまち小平は、実はとってもアートに恵まれているのです!
小川町にある武蔵野美術大学のはじまりは1929年開校の帝国美術学校(吉祥寺)。1961年に鷹の台校が開設され、1969年に全学が統合されました。官立のアカデミズムから距離をおいた自由な校風を目指して創立され、今に受け継がれています。

遠くからも目立つ美大の建物。 正門の反対側にはこんなにのどかな風景が。
学内には美術館、図書館、民俗資料室などがあり、さまざまな展覧会や催し物があります。
なんと、学外の人も無料で見られるものが多いのです。
アートとファッション、雑誌「ヴィジョネア」の挑戦
9月から図書館展示室で開催中のこの展覧会は、ニューヨーク発の実験雑誌「ヴィジョネア」を紹介するもの。
1991年に20代の写真家・編集者のスティーブン・ガンらによって創刊され、アートからファッションまで多彩なコラボレーションによる挑戦的なブックデザインが世界中から注目されています。
インクを使用しない雑誌、フリップブック(パラパラ漫画)、アーティストの作品ができるジグゾーパズル、ギネスにも認定された「世界一大きな雑誌」など、その形もさまざま。枠にとらわれない発想はとても刺激的で、ワクワクさせてくれます。
図書館展示室にて、12月1日まで。
アートとファッション、雑誌「ヴィジョネア」の挑戦

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美術館の展示室2、3は展示替え中。
10月22日から、「近現代のブックデザイン考Ⅰ 書物にとっての美」
「斎藤國靖<仮説>としての絵画」が始まります。
「タイポグラフィ教育1」展
文字は情報伝達に欠かせないものですが、ことばの意味だけでなく、さまざまにデザインされた文字の表現がコミュニケーションの中で大きな役割を果たしています。そうした文字を使った表現の教育を紹介するのがこの展覧会。武蔵野美術大学で長年タイポグラフィ教育を主導された大町尚友氏の講義を受講した学生の課題作品や、世界で活躍する卒業生の作品を見ることができます。レタリング、タイプフェイス(書体)、ロゴなどの文字表現がどのように生まれるのか、いつの間にか身の回りに溢れている文字表現のおもしろさにも気づかせてくれます。
美術館展示室1にて、10月20日まで。
「タイポグラフィ教育1」展

口と穴を考える
え?いったい何??と思ってしまいますが、生活用具である「うつわ」のさまざまな「口と穴」を考える展覧会なのですね。
なにげない身の周りの器でも、こうして見ると奥が深いのであります。
そして、さまざまに工夫された器やそれらを観察する眼差しに、ものに向けられた愛情を感じます。
民俗資料室は日本を代表する民俗学者・宮本常一教授主宰の「生活文化研究会」による民具収集に始まり、現在ではやきもの、信仰用具、布、郷土玩具など約9万点もの民俗資料を収蔵。少しずつテーマに沿った展示を行っています。
民俗資料室ギャラリー(13号館2階)にて、10月29日まで。
口と穴を考える
ありのままに感じる! とにかく楽しい芸術祭へ!
10月27日~29日
ムサビの芸術祭MAU ART FESTIVALが目前に迫ってきました。今年のテーマは「民族」。
「表現するってとても原始的な衝動なんです。」
昔の人々は感動を表したり功績を残したりするため、“描く”“彫る”“書き記す”を誰もがごく当たり前にしてきました。ムサビ生は表現することが大好きな『MAU族』。そんな姿を通して、表現するということはもっと身近で当たり前のことだと感じてほしい。考えるより感じる芸祭。
こんなコンセプトの芸祭、だれもが楽しめそうじゃありませんか?
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足達千恵子
小平市観光まちづくり
都会から 一番近い プチ田舎
こだいらオープンガーデンへ行こう!
もう春ですよ、歌って踊ってご近所フェス♪
大雪と都知事選
第2回小平グルめぐりスタンプラリー~青梅街道駅周辺のグルメ探検
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Posted by こだいらネット at 23:50│Comments(2)
│こだいら友・友
この記事へのコメント
ムサビにまだ行ったことがありません。でも気になっていました。この秋はチャンスですね!行きたい気持ちがムクムクと湧いてきました。
Posted by タマヤー
at 2012年10月12日 12:40

タマヤーさん、私も今までなんで見に行かなかったんだろう?と疑問に思うくらいおもしろかったし、おもしろそうです。どんどん行ってアートを楽しみましょう♪
Posted by こだいらネット
at 2012年10月12日 22:48
