こだいらオープンガーデンへ行こう!

こだいらネット

2014年04月10日 23:35

新緑の季節になりました。
玉川上水緑道は今、いっせいに開き出した木々のやわらかな緑に包まれて、なんだかくすぐったい感じです。

ご近所の庭も日に日に色彩豊かになっていきますね。
緑を愛する人が多いまち小平。
心をこめて育てた花がきれいに咲いたら、ちょっと周りの人たちにも見てもらいたくなるものです。

そこで、個人の庭を一定期間、一般の人に公開するのがオープンガーデン。
個人のお宅のほか、農園やお店、地域の人で手入れをしている花壇など現在市内の24か所が登録されています。
小平市グリーンロード推進協議会が「こだいらオープンガーデンマップ」を発行していて、市内の公共施設などで手に入れることができます。

さて、今年3月に発行されたオープンガーデンマップを眺めていると・・・



京都嵯峨野風の苔庭庭園を発見!
上水本町にあるいろりの里さんをさっそく訪ねてみました。




オープンガーデンなのでお食事をしなくてもお庭を拝見できますが、入口でその旨をお店の方に伝えてください。

また、お抹茶が500円でいただけます。お茶菓子はブルーベリー羊羹。ブルーベリーの味がしっかりして、おいしいですよ。
山桜の花びらがひらひらと舞い降りてきて、ゆったりと春を満喫させていただきました。




杉苔は京都から取り寄せたもの。ここにも山桜の花びらが。


ハナニラ
貝母


よいお庭を拝見させていただき、ありがとうございました。

     

さて、再びマップを眺めますと、もうひとつ和風の庭園がありました。
小川町の小平一小の近くにある うどん弥 根古坂(ねっこざか)さんです。



目印の「こだいらオープンガーデンの家 OPEN」の看板がかかっています。

こちらもオープンガーデンなので、お食事はしなくてもいいのですが、うどん屋さんのご主人(庭主さん)にひと言お断りして奥に入っていくと…大きな石のある立派なお庭が!




石は先々代が置かれたもので、いちばん大きなものは2.5tもあるそうです。

店主(庭主)の小野弥さんは、お店の仕事の合間に庭木の剪定をしたり、小学生に手打ちうどん作りを指導するなど、小平の文化を子どもたちに伝える活動もされています。




せっかくなので、糧うどんをいただくことにしました。地粉を使った手打ちうどんに野菜を添えていただく小平の伝統のごちそうです。



小盛り200gでもけっこうなボリューム。うどん好きのお客さんが多いので、普通で300gと多めの盛りになっているそうです。野菜のおかずも複数あってヘルシー。おいしくいただきました。

この糧うどん、肉汁うどん、たらしもち(小麦粉で作った素朴なおやつ)は2013年にコダイラブランドに認定されているので、ぜひ味わってみてください。

     

さて、小平市の西のほう、玉川上水にかかる小川橋から遊歩道を少し東に行ったところに、広々とした 森田ガーデンさんがあります。ターシャ・チューダーさんが好きな庭主の森田さんが今年は300球植えたというチューリップが、今次々と花を咲かせています! こちらもオープンガーデンなので、だれでも気軽に訪れることができます。本当に見事なチューリップを見るなら今のうちですよ!




森田ガーデンさんの中には めん処 松根さんがあるので、お腹がすいていたらおいしいお蕎麦やうどんもいただけます。



ほかにも、ベンズファームさんやカフェ小川農園さんなど、カフェのある農園で花を楽しめたり、カフェラグラスさんのように犬のお散歩途中に立ち寄れるグリーンロード沿いのカフェがあったりと、お庭だけでなくさまざまなお楽しみがあるこだいらオープンガーデン。
もちろん、一般のお宅の自慢のお庭を外から楽しませていただいたり、庭主さんがいらっしゃればガーデニング話に花を咲かせるのもいいですね。

オープンガーデンはあくまでもプライベートなお庭をオーナーの好意で公開しているもの。迷惑にならないよう、マナーを守って鑑賞いたしましょう。


※タウン通信「地元再発見!」に森田ガーデンさんとカフェラグラスさんの取材記事を掲載しています。

ジャーナリスト楽校inこだいら「地元再発見!」 
第21回「こだいらオープンガーデン」 -花を通して人と人をつなぐ-



市内のブルーベリーの花も咲きはじめています。

足達千恵子

関連記事