2012年05月30日
小平かつお散歩
歩くのに気持ちいい季節になりました。
今回は、小平市のお隣、国分寺市は国分寺駅からお散歩スタートなんですね、花いつ姐さん。















小平花いつ:はい。ただいま、今回の先達、コダ平待ちの小平花いつでございます。
夢見亭コダ平:わー、姐さん、お待たせー。夢見亭コダ平でございます。
花いつ:今日は、国分寺駅北口からのお散歩スタート。どこに連れてってくれるんだね?
コダ平:コホン。今回は題して「小平かつお散歩」。
花いつ::なんだって?
コダ平:か・つ・お・さ・ん・ぽ!
花いつ:そんな大声ださなくたって、耳は達者だよ。ちゃんと聞こえてるけど、意味がわからないんだよ。
コダ平:それは、まあ、お散歩してのお楽しみってぇことで。
花いつ:ご趣向ってことだね。今日はよろしく頼んだよ。
コダ平:もう姐さん、ドーンと大船に乗ったつもりでいてくだせぇ。
先ずは、北口から歩いて15分ほど。(独)情報通信研究機構(NICT)さま。



花いつ:おやおや、いきなりお堅いところみたいだねぇ。
コダ平:こちらは、情報通信技術(ICT)の研究所で、身近なことで言えば「日本標準時」をお決めなさっているところですよ。時報や電波時計が正しいのはこちら様のおかげ。
そして、難しいご研究をわかりやすく公開なさっているのが、こちらの展示室。
サレジオ通りをはさんで、南側は小金井市ですが、展示室のある北側は小平市でございましてな。
花いつ:よく調べたねぇ。
コダ平:へへ、驚くのはこれからでござんすよ、姐さん。はい、こちら。
花いつ:え?こりゃあ・・・。
コダ平:そう、高松塚古墳出土の「海獣葡萄鏡」。
花いつ:これは、奈良県の飛鳥資料館にあるんじゃあなかったっけ?
コダ平:ええ、それをリアルに体感できる多感覚インタラクションシステムたぁ、こいつのことでさぁ。
花いつ:こうやって、専用の眼鏡をかけてこのペンで触るんだね。まあ!この彫りのでこぼこが伝わってくるよ。音も聞こえるじゃないか。
おや、裏面も出るのかい。ずいぶん緑青でざらざら。歳月を感じさせるねぇ。
コダ平:じゃあ、これで「出来立てのほやほや」だぁ!
花いつ:わ!これだよ、作られてすぐの時の。懐かしいねぇ。
コダ平:だから、姐さんって・・・。
花いつ:さっきまでざらざらしていた感触がずいぶん滑らか。
コダ平:いきなり、昔を懐かしんで(本とかいな?)お楽しみいただけてますが、この技術は、手術の練習などへの応用もお考えだそうで。やがては、遠隔医療の実用化にも役立つ「てくのろじー」。
他にも、フマートフォンで無料ダウンロードいただける、音声翻訳システムVoiceTraなどなど最先端科学技術のあれこれは、動画でどうぞ。
花いつ:今回はずいぶんと難しい言葉でがんばるね。
コダ平:おいら、やる時にはやるタイプ。
花いつ:本当は展示室のご案内の方が、丁寧に教えてくださってるんですよ。
コダ平:おーい、姐さんー。どなたとお話なさってるんですかー?
花いつ:難しいご研究を、わかりやすいくご説明いただいて楽しかったよ。
コダ平: そいつぁ何よりでやんす。お子さまでもおいらでも、楽しめる穴場でして。
花いつ:お子さまと自分を並べて胸張るのはおよしよ。
コダ平:では、科学したところで、おつぎは自然を満喫いたしましょう。
で、姐さん、ここで問題です。
花いつ:おや、藪から棒になんだい?
コダ平:われらが小平市の木、鳥、花といえば何でしょう?
花いつ:小平市なら、木は「けやき」、鳥は「こげら」で、花「つつじ」。
コダ平:よっ、姐さん、名調子でご正解。
そのつつじ咲く小平市立つつじ公園にご案内いたしましょう。
NICTさまの北敷地のちょうど裏手。こちらがつつじ公園―って、あれれ・・・花・・・ほとんど終わってますね。



花いつ:うん、ほとんど終わってるね。
コダ平:うわーーー!どうしよう。どうしよう。下見に来た時は、まだつぼみ、あったのにー!
花いつ:でも、木陰が気持ちいいじゃないかい。それに、わざわざ下見までしてくれた、おまえの気持ちが嬉しいよ。
コダ平:姐さんってば、姐さんってば、そう言っていただいておいら感激ー、この男殺しー!
花いつ:どさくさで、人聞きの悪いこと言うんじゃあないよ。
コダ平:こちらは、つつじだけじゃあなく、やまざくらやべらぼうにセコい木などいろいろな木がございまして。
花いつ:べらぼうにセコい木?
コダ平:ええっと、ええっと「めちゃセコイや」?
花いつ:それはメタコイヤ。水辺もあって、これからの季節も楽しめる悪くない選択だよ。
コダ平:でしたら、公園のおかわりいかがですか?
花いつ:「公園のおかわり」って、おまんまじゃあないんだから。でもそう言うってことは、お目当ての場所がおありだね。
コダ平:へいへい。こちらは学園野鳥公園。住宅街の「ばーさんちからあり」。


花いつ:それを言うなら「バードサンクチュアリ」だろ。
コダ平:そうそう、その「ちゅあり」。
花いつ:「ちゅあり」じゃ、意味わからないよ。
コダ平:公園の大部分はお鳥さまのもので、おいら達、人間の奴らめは通りに面したところから、おずおずのぞき見するか、公園のぐるりにある小路をこそこそと歩く。
花いつ:それじゃあ不審者だよ。鳥を驚かせないよう心づかいを、ってことだろ。
コダ平:はい、綺麗にまとめていただきましたー。
花いつ:野鳥をそおっと拝見できたり、さえずりに耳を傾けたり、大きくはない公園だけど、奥深い楽しみ方ができるね。
公園の中ほどには、野鳥用の水飲み場だね。南天の木がたくさん植わってるのは、冬場のエサ用だろうかね?
コダ平:エサと言えば、そろそろ、あっしらもエサはいかがでしょうか。
花いつ:エサはないだろう、失礼なやつだね。でも時分どき、さて、何をいただけるのかい?
コダ平:はい、こちらはタウンキッチンくみはちさま。



以前にあったのが学園坂タウンキッチンさまでしたよね。
花いつ:あぁ、覚えてるよ。タウンシェフによる家庭のお味が人気だったね。
コダ平:それが、このたびリニューアルオープン!「いつものおかずにひと手間・ひとひねり」がうたいもんく。
花いつ:そいつぁ嬉しいね。何度いただいても飽きがこないのが「いつものおかず」それに一工夫があると新鮮だね。
コダ平:お持ち帰りもできますが、今日はお店でくみはち定食をいただきましょう。いろいろあるお品から3品選ぶのもお楽しみ。おいらは、アジのフライと・・・。
花いつ:あたしゃ、お野菜をたくさんいただこう。
コダ平:こちらのお店は「おすそわけ」の気持ちで食育や食を通して地域を活性化しようというお考えのもとに始められたお店でさぁ。
花いつ:「おすそわけ」たぁ懐かしい響きだね。幼心にも、我が家の味とはちょっと違うお味が新鮮で。「ごま油の風味がいいね」なぞと、じぶんちでも取り入れ、それは「新しいわが名のお味」になるんだよ。
ああ、こちらのお料理も、参考にさせていただけそうだねぇ。

こちらからは、学園坂商店街を歩きながら、一橋学園駅へと参りましょう。
花いつ:おや、サンバカーニバルがあるんだね。
コダ平:いつだったかは、ぶるべーも踊ったというお祭りですね。
花いつ:ぶるべーがサンバとは、小平ならではだね。
おっと、ところで今日の散歩のお題の意味の謎解きがまだだったね。
こちらで、お茶をごちそうするから、聞かせてもらおうか。
コダ平:わーい、では遠慮なくごちになりますね、姐さん。
花いつ:くみはちさまのお近くCafe Cache-Cache(カフェ カシュカシュ)さまにお邪魔しよう。



フランス語で「かくれんぼ」ってお名前のこのお店だけれど、ちょいと渋めの橙色の外見が、落ち着いた感じで目を惹くね。
コダ平:「どんなに上手に隠れても」ってやつですね。
花いつ:うまいこと言うね。
ところで、今回の「かつお散歩」どういう意味なんだい?
コダ平:コホン。説明しよう。今回の散歩の立ち寄りポイントはまず、情報通信機構(NICT)さまで科学の最先端技術を拝見。次に小平市立つつじ公園で、まあ、ちょこっとは咲いていた小平の市の花つつじを愛でた。そうして、昼餉にゃ「おすそわけ」のお気持ちのお惣菜がならぶタウンキッチンくみはちさま。
かがく、つつじ、おすそわけで、かつお散歩のできあがり―。
花いつ:学園野鳥公園は、どこいった?
コダ平:姐さん、その突っ込みは言わないお約束で。
花いつ:わるい、わるい、冗談だよ。今日のコース、楽しかったよ。上等、上等。
それなら最後もかつおで締めるかね。
コダ平:おや、どう締めますか?
花いつ:「かしゅかしゅさまにて締めですがつぎの、お散歩も、お楽しみにー」
コダ平:あー!最後においしいとこ持ってかれたー!















今回はコダ平さん大活躍でしたが、まだまだ花いつ姐さんにはかなわないようですね。
お散歩途中で話題になった第26回学園坂サンバカーニバルの予定は以下のとおり。
2012年7月7日(土)雨天の場合は翌日の7月8日(日)
パレードは16:30からと18:00から
今年もぶるべーの参加はあるのでしょうか?公式サイト、応援サイトでご確認ください。
ぶるべー自らが綴る「ぶるべー日記」はこちら
ぶるべーを応援する有志による「ぶるべープロジェクト」のブログはこちら
そして、今回のお散歩を動画でもお楽しみください。
-今回の立ち寄りポイントの情報と地図-
①スタート 国分寺駅北口
②(独)情報通信研究機構 本部展示室
開館時間 月~金9:30~17:00(受付は16:30まで)
休館日 土・日・祝日および年末年始
所在地:〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
詳細はこちら
2012/8/1(水)・2(木):「NICT 夏休み特別企画」小学生対象イベントを予定。詳細はこちらで今後の情報をご確認ください。
③小平市立つつじ公園
開園時間:24時間
休園日:なし
所在地:小平市上水南町3-8-34
詳細はこちら
④学園野鳥公園
開園時間:24時間
休園日:なし
所在地:小平市学園東町2-7
詳細はこちら
⑤タウンキッチンくみはち所在地:小平市学園東町1-16-1
営業時間:11:00-18:30
定休日:日曜・月曜・祝日
タウンキッチンくみはちのサイトはこちら
タウンキッチンのサイトはこちら
⑥Cafe Cache-Cache(カフェ カシュカシュ) 所在地:小平市学園東町1-14-8
営業時間:10:00-22:00(L.O.21:30)
定休日:火曜日
詳細はこちら
お店のブログ『カシュカシュ日和』はこちら
⑦ゴール 一橋学園駅
地図1.①国分寺駅北口→②情報通信研究機構(NICT)→③小平市立つつじ公園

徒歩30分程度 見学などの時間は含みません。
地図2.③小平市立つつじ公園→④学園野鳥公園

徒歩40分程度 見学などの時間は含みません。
地図3.④学園野鳥公園→⑤タウンキッチンくみはち→⑥カフェカシュカシュ→⑦一橋学園駅

徒歩20分程度 見学、食事などの時間は含みません。
鈴木マナ
2012年05月20日
第1回商店街お店探訪―OLIVE
みなさんこんにちは!
嘉悦大学の宇津原です。
もう陽気は「夏」真っ盛り!という感じでですがこの陽気に負けることなく頑張っていきたいですね!
さて今回は少し趣向を変えて、第1回商店街お店探訪を行いましたので、その様子をご覧ください。今回は嘉悦大学のすぐそばにある「西武通り商店街」の【OLIVE】に行きました!

イタリアンが中心の店ですが、なぜかかつ丼も食べられるお店、【OLIVE】。花小金井駅から徒歩5分ほど歩いた西武通り商店街にあります。
お店の中は落ち着いた様子で、テレビにはポールマッカートニーのライブ映像が流れていました。
楽器も置いてあり、音楽好きということが分かります。
本人もこのお店を始める前は、バンドマンを目指していたそうです。
このセットは日替わりなんですが、+200円でサラダとコーヒーが付いてくるのでとてもお得。
1000円ちょっとで学生にとっては豪華なお昼が食べられます。
また、日替わりメニューだけではなく、各種パスタメニューから先ほどのかつ丼などの丼ものまで、ちょっと食べたい人からしっかり食べたい人までおすすめです。

嘉悦大学の宇津原です。
さて今回は少し趣向を変えて、第1回商店街お店探訪を行いましたので、その様子をご覧ください。今回は嘉悦大学のすぐそばにある「西武通り商店街」の【OLIVE】に行きました!
―――

イタリアンが中心の店ですが、なぜかかつ丼も食べられるお店、【OLIVE】。花小金井駅から徒歩5分ほど歩いた西武通り商店街にあります。
オープンはなんと今年の2月だそうで、小宮さんいわく、「まだまだよちよち歩きどころか立ってもない」だそうです。

楽器も置いてあり、音楽好きということが分かります。
本人もこのお店を始める前は、バンドマンを目指していたそうです。
そんなお店で僕が頼んだのは、昼間から150gのステーキです。笑

このセットは日替わりなんですが、+200円でサラダとコーヒーが付いてくるのでとてもお得。
1000円ちょっとで学生にとっては豪華なお昼が食べられます。
また、日替わりメニューだけではなく、各種パスタメニューから先ほどのかつ丼などの丼ものまで、ちょっと食べたい人からしっかり食べたい人までおすすめです。

実は夜にはコンサートも開かれています。
一番近いコンサートは6月2日!皆さんも行ってみてはいかがでしょうか?
営業時間はランチタイムは11時30分~14時
ディナータイムは18時~24時までです。
営業時間はランチタイムは11時30分~14時
ディナータイムは18時~24時までです。
毎週火曜日は定休日ですので、行く際は気をつけてくださいね。
花小金井駅南口から徒歩5分。
花小金井駅南口から徒歩5分。
楽しいご主人と素敵な音楽、おいしい料理が待っています。
―――
いかがでしたか、行ってみたいと思いましたか?
いかがでしたか、行ってみたいと思いましたか?
さて今回はこんなところで失礼します。
では

2012年05月10日
福島と小平の子どもたち☆プレーパークで思いっきり遊ぼう!
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
足達は後半、福島と小平の子どもたちが一緒に遊ぶイベントに参加しました。
5月3~6日、福島県から38名の子どもたち(小学生~中学1年生)が小平市にやって来て、小平の子どもたちと一緒に中央公園の雑木林などでわいわい外遊びを楽しみました。
福島県の子どもたちは、3日にバスで小平に到着。1泊は合同宿泊所に泊まり、2・3日目は市内の16の家庭にホームステイして交流を深めました。
この企画のきっかけは、昨年8月に小平市の有志が福島の子どもたちを清里の山荘に招待したことでした。
東日本大震災で起きてしまった福島第一原発の事故により、放射線量が上がって外で思いきり遊べなくなった子どもたちに、「安心して遊べる場を作ってあげたい。そして今度は小平に招待して、小平の子どもたちと一緒に遊んで交流できたらいいな。」
そんな思いに、市内のいくつもの団体や個人が賛同し、協力することになりました。

福島の保護者の方へのメッセージ
「小平市は東京都の西にある郊外都市です。武蔵野の面影が残っており、いまだに畑も残る緑の多いまちに、18万人が暮らしています。史跡に指定された玉川上水の周辺にはけやき、こなら、くぬぎが芽吹き、シジュウカラやコゲラ、メジロなどが飛び回っています。こんな中で子どもたちに思い切り外遊びをしてもらいたいという思いで、『福島と小平の子どもたちの会』を小平市と近隣の市民の有志で作りました。」
このメッセージに応えて、たくさんの福島の子どもたちが小平市に来てくれました。
5月の雑木林はまさに新緑が輝く季節。4日は雨に降られましたが、5日のこどもの日は最高にいいお天気になりました。鳥たちが戯れ蝶々が舞う林の中で、丸一日思う存分遊ぶことができました♪♪
NPO法人こだいら自由遊びの会さんは、プレーパークを開催。
プレーパークは子どもが自分で責任を持つことにより、自由に遊ぶ場です。禁止事項を極力少なくし生き生きと遊べるように、遊びのお兄さん(プレーリーダー)やボランティアの大人が見守ります。
プレーパークって一体どんなところ?
このプレーパークに、白梅学園大学子育て広場の学生さんたち、児童館で活動しているワーカーズコープさん、ボーイスカウト小平第五団のリーダーやスカウトの皆さん、見守りスタッフ、安全スタッフ、フリースタッフなどたくさんの人たちが協力して、子どもたちと一緒に遊んだり見守りを行いました。

▲大人も子どもも夢中になれるコマ回し。木ゴマ、ベーゴマで対決だ!

▲段ボールをつなげて迷路づくりをするマジキット ▲スポーツチャンバラにダースベイダーが!
▲ストリートドラム ▲穴掘りに夢中

▲幻燈会の電気をまかなうための自転車発電コーナー
夜19時からは、どんぐりの会さんによる月夜の幻燈会(第6回)があり、宮沢賢治作『やまなし』を上映。林の中のスクリーンに投影された小林敏也さんの絵と、生の朗読、笛、パーカッションの響きが生み出す心地よい空間を味わいました。

ちょうどこの夜は「スーパームーン」で、とても大きくてきれいな月が見えました。
最終日の6日は、ホームステイ先からふるさと村に集合。竹馬、竹トンボ、竹返し、竹ポックリ、けん玉、ベーゴマなどの昔遊びを楽しんだ後、閉校式です。

閉校式では、「ふるさと」を皆で歌いました。
今回福島から参加した子どもたちの中には、昨年の夏休みに1か月間北海道に行くなど、何度もこのような外遊びや保養のプログラムに参加している子たちもいましたし、友達に誘われて始めて参加したという子たちもいました。こうした経験は、子どもたちをうんとたくましくしてくれるに違いありません。
その一方で、放射能への不安が前提となって、子どもたちが親元を離れて旅していることも忘れてはいけないと思います。震災から1年と2か月になりますが、まだまだ様々な問題は解決していません。今回福島の子どもたちと出会い、短い間でも一緒に過ごすことで強くそう思いました。
今回の活動は、「物」を支援するより「場や心」を支援するもの。この活動を通して、様々な人々・団体が協力し合えたことは財産であり、小平の市民力の素晴らしさを感じます。
また、自然の中でとことん遊び、一緒の時を過ごすというプレーパークの素晴らしさも感じました。
たった数日でしたが、福島と小平の子どもたちの間に、将来ともに続く友情が芽生えたかもしれません。
主催:福島と小平の子どもたちの会
<参加団体(順不同)>
福島の子どもたちをまねく小平の会/小平市福島県人会/一般社団法人 小平市青年会議所/NPO法人こだいら自由遊びの会/白梅学園大学子育て広場/NPO法人ワーカーズコープ/どんぐりの会/ボーイスカウト小平第五団/災害ボランティアネットワークチーム小平 ほか
このほかにも、食事、ホームステイ、安全見守りなどたくさんのスタッフが参加しました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
さて、中央公園での次のビッグイベントは5月13日(日)のグリーンフェスティバルです!
現在着々と準備が進められているようです。花いっぱいこだいら大会の中で行われるスペシャルプログラムにご期待を!
足達は後半、福島と小平の子どもたちが一緒に遊ぶイベントに参加しました。
5月3~6日、福島県から38名の子どもたち(小学生~中学1年生)が小平市にやって来て、小平の子どもたちと一緒に中央公園の雑木林などでわいわい外遊びを楽しみました。
福島県の子どもたちは、3日にバスで小平に到着。1泊は合同宿泊所に泊まり、2・3日目は市内の16の家庭にホームステイして交流を深めました。
この企画のきっかけは、昨年8月に小平市の有志が福島の子どもたちを清里の山荘に招待したことでした。
東日本大震災で起きてしまった福島第一原発の事故により、放射線量が上がって外で思いきり遊べなくなった子どもたちに、「安心して遊べる場を作ってあげたい。そして今度は小平に招待して、小平の子どもたちと一緒に遊んで交流できたらいいな。」
そんな思いに、市内のいくつもの団体や個人が賛同し、協力することになりました。
福島の保護者の方へのメッセージ
「小平市は東京都の西にある郊外都市です。武蔵野の面影が残っており、いまだに畑も残る緑の多いまちに、18万人が暮らしています。史跡に指定された玉川上水の周辺にはけやき、こなら、くぬぎが芽吹き、シジュウカラやコゲラ、メジロなどが飛び回っています。こんな中で子どもたちに思い切り外遊びをしてもらいたいという思いで、『福島と小平の子どもたちの会』を小平市と近隣の市民の有志で作りました。」
このメッセージに応えて、たくさんの福島の子どもたちが小平市に来てくれました。
5月の雑木林はまさに新緑が輝く季節。4日は雨に降られましたが、5日のこどもの日は最高にいいお天気になりました。鳥たちが戯れ蝶々が舞う林の中で、丸一日思う存分遊ぶことができました♪♪
NPO法人こだいら自由遊びの会さんは、プレーパークを開催。
プレーパークは子どもが自分で責任を持つことにより、自由に遊ぶ場です。禁止事項を極力少なくし生き生きと遊べるように、遊びのお兄さん(プレーリーダー)やボランティアの大人が見守ります。
プレーパークって一体どんなところ?
このプレーパークに、白梅学園大学子育て広場の学生さんたち、児童館で活動しているワーカーズコープさん、ボーイスカウト小平第五団のリーダーやスカウトの皆さん、見守りスタッフ、安全スタッフ、フリースタッフなどたくさんの人たちが協力して、子どもたちと一緒に遊んだり見守りを行いました。
▲大人も子どもも夢中になれるコマ回し。木ゴマ、ベーゴマで対決だ!
▲段ボールをつなげて迷路づくりをするマジキット ▲スポーツチャンバラにダースベイダーが!
▲ストリートドラム ▲穴掘りに夢中
▲幻燈会の電気をまかなうための自転車発電コーナー
夜19時からは、どんぐりの会さんによる月夜の幻燈会(第6回)があり、宮沢賢治作『やまなし』を上映。林の中のスクリーンに投影された小林敏也さんの絵と、生の朗読、笛、パーカッションの響きが生み出す心地よい空間を味わいました。

ちょうどこの夜は「スーパームーン」で、とても大きくてきれいな月が見えました。
最終日の6日は、ホームステイ先からふるさと村に集合。竹馬、竹トンボ、竹返し、竹ポックリ、けん玉、ベーゴマなどの昔遊びを楽しんだ後、閉校式です。
閉校式では、「ふるさと」を皆で歌いました。
今回福島から参加した子どもたちの中には、昨年の夏休みに1か月間北海道に行くなど、何度もこのような外遊びや保養のプログラムに参加している子たちもいましたし、友達に誘われて始めて参加したという子たちもいました。こうした経験は、子どもたちをうんとたくましくしてくれるに違いありません。
その一方で、放射能への不安が前提となって、子どもたちが親元を離れて旅していることも忘れてはいけないと思います。震災から1年と2か月になりますが、まだまだ様々な問題は解決していません。今回福島の子どもたちと出会い、短い間でも一緒に過ごすことで強くそう思いました。
今回の活動は、「物」を支援するより「場や心」を支援するもの。この活動を通して、様々な人々・団体が協力し合えたことは財産であり、小平の市民力の素晴らしさを感じます。
また、自然の中でとことん遊び、一緒の時を過ごすというプレーパークの素晴らしさも感じました。
たった数日でしたが、福島と小平の子どもたちの間に、将来ともに続く友情が芽生えたかもしれません。
主催:福島と小平の子どもたちの会
<参加団体(順不同)>
福島の子どもたちをまねく小平の会/小平市福島県人会/一般社団法人 小平市青年会議所/NPO法人こだいら自由遊びの会/白梅学園大学子育て広場/NPO法人ワーカーズコープ/どんぐりの会/ボーイスカウト小平第五団/災害ボランティアネットワークチーム小平 ほか
このほかにも、食事、ホームステイ、安全見守りなどたくさんのスタッフが参加しました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
さて、中央公園での次のビッグイベントは5月13日(日)のグリーンフェスティバルです!
現在着々と準備が進められているようです。花いっぱいこだいら大会の中で行われるスペシャルプログラムにご期待を!